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「草原の追跡」 [映画]

西部劇パーフェクトコレクションの一枚。

1952年製作。監督は、ジャック・ターナー。主演、ロリー・カルホーン、ジーン・ティアニー。

これが西部劇といえるのかどうか。舞台はアルゼンチン。現地ロケで、アルゼンチンの大草原やアンデス山脈が珍しい。

主人公はカウボーイではなく、ガウチョである。自由に生きるガウチョが時代の波に翻弄されるのがテーマである。

しかし、共感を呼ばない。勝手が違う。違和感を覚えたままで終わる。

追っ手を逃れ、アルゼンチンからチリへ脱出しようとする。ところが、身重のジーン・ティアニーは生まれてくる子供に神父から名前をもらわなくてはいけないという。

これでアルゼンチンに戻る。どうやらアルゼンチンでは、子供が生まれたら神父から名前をもらい、名前をもらって初めて人の子として認められるらしい。そう考えたが、これは日本人からは想像もつかない慣習である。

ジーン・ティアニーはハリウッド美人の代表格だが、わが目から見ると、とびぬけた美人とも見えない。趣味の違いだろう。

結論。このコレクションの中ではつまらない一編。
タグ:草原の追跡
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