アラブ民族大移動

難民ではなく、アラブ民族の大移動と思っている。もともと欧州はゲルマン民族大移動で形成された。現代は民族大移動の時代なのかも知れない。交通機関も発達しているから。

この結果が歴史的に分かるのは、数百年たってからだろう。先の長い話である。

ドイツが難民を積極的に受け入れているが、本来なら、英仏が受け入れるべきだ。

理由は簡単で、現在の中東の大混乱は、第一次世界大戦時のイギリスの三枚舌外交に遠因がある。

なかんずくサイクス・ピコ協定である。１９１６年に締結された。今年は９９年目だ。

来年は１００年記念だ。サイクス・ピコ協定は、いまのイギリスにとっては話題にしたくないところだろうが、こういう状態では来年は論争の中心になるだろう。

キャメロン首相は、難民を最大３万人受け入れると表明。ものはいいようで、最大ですからね、百人でも千人でも公約違反にはならない。


一度難民を受け入れると、親類縁者が次々とやってくる。雪だるま式に膨らんでいくと見ている。それに欧州のガードが甘いと分かれば、アラブ人はつけ込んでくると思うよ。

欧州の基本は人権重視だから無碍にも出来ない。自縄自縛です。自らが生んだ思想に苦しめられるんだ。