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中野不動尊 宝仙寺 [旅行]

関東三十六不動霊場の第18番札所は宝仙寺である。宝仙寺は地下鉄丸ノ内線・中野坂上駅から徒歩5分に所在する。

中野地区では格のある寺院であり、かっては境内に中野役場が置かれていたほどである。明治大正期には,中野は東京府外であり、中野町と呼ばれた。

境内に中野町役場跡の石碑がある。

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中野坂上駅周辺は,現在では3つの高層ビルが存在する。

仁王門があるが、左側はオープンスペースになっているので,出入り自由である。閉鎖的ではない。

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境内は砂利敷きで空間が広く感じられる。

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本堂にお参りする。

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宝仙寺の庫裏は変わっている。入ると、右側が通常の社務所であるが、左側は法人事務所となっている。法人事務所が別個に置かれている寺院も珍しい。

宝仙寺には付属の教育施設があるからだろう。寺院の教育施設というと、普通は,幼稚園どまりだが、宝仙寺は幼・小、中、高の他に大学まである。本山でもない一寺院が大学まで設置している例を他に知らない。

庫裏の横に石庭がある。

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他に目立つものは,多宝塔と石臼塚である。

中野はかってはそば種の集積地で、ここで石臼でそば粉に加工された。のちに機械化され、石臼は不要になったが、その石臼を供養するために、宝仙寺に石臼塚がつくられたものである。こういう発想をするのは日本人ぐらいではないだろうか。

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宝仙寺の境内を出て、付属の教育施設をまわってみる。

(中学・高校)

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(大学)

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大学の門から覗いたら、すぐ近くに墓が見える。墓地の周辺を大学にしたようである。毎日墓石を見ながら勉強するわけである。

私の持っている区分地図では宝仙短期大学だったが、今は4年制に鞍替えしたらしく、こども教育宝仙大学という名になっている。




タグ:宝仙寺
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