中国式庭園 瀋秀園

川崎の大師公園の中に，中国式庭園・瀋秀園がある。

昨今の対中感情の悪化の中では無視したくなりそうだが、ここは自分の好奇心が勝った。

造園されたのは１９８７年。日中友好が謳われた時代である。それから２７年。時代の変化を感じる。


入口。　↓

門を通ると、正面に太湖石が置いてある。この石を見ると、中国庭園だと思う。自分の趣味からいうと、奇妙な石に見えるが、中国人にとっては縁起がいいという。

庭園の構造は、池泉廻遊式である。そこに中国式の建物、回廊が建てられている。

建物だけを見れば、中国式だが…。

カエデも植えられ、松も植えられている。紅葉はよさそうだが、これが中国式庭園なのだろうか。中国式建物を取り払うと、日本庭園に早変わりしそうだ。

緑が豊かなのである。

中国本土で見た庭園の数は多くはないが、日本に比べると、樹木が少なく岩が多い。ゴツゴツしていたという記憶が残る。

瀋秀園は、庭園自体は美しいものである。

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