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東横線「日吉駅」の起源 金蔵寺 [旅行]

東急東横線に日吉駅がある。日吉という名がついている以上、近江の日吉大社と関係があるのだろうが、日吉駅周辺には日吉神社も、日枝神社もない。不思議には思っていたが追究はしなかった。

今日、9月15日。日吉社の存在を確認した。日吉社は、お寺の中に鎮座していた。そのお寺が金蔵寺である。

金蔵寺は関東不動霊場第5番札所である。

平安朝時代、天台宗の座主が,地形が比叡山に似ていると云うことで、建立したものである。日吉台の地形が比叡山を想起させたのだろう。その境内に日吉社を勧請し、その鎮護とした。

日吉駅は日吉台にあるので、日吉駅をおりてから,日吉台を下る。慶應義塾普通部の背後の道を下った。ちなみに慶應義塾普通部は新校舎を建築中で,現在はプレハブ校舎を利用している。

江戸時代には,境内は2万坪あったとされ、武州の巨刹として知られていた。

今では周辺は住宅地として開発されてしまった。しかし、参道は残っていて歩くことができる。

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参道を通ると、道を挟んで山門を見ることができる。

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武州の巨刹といわれただけのことはあり、本堂は大きい。

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裏山から見ると、その大きさがよくわかる。

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本堂の左側奥に弁天堂がある。

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弁天堂の階段をあがると、稲荷神社がある。なお上がると日吉山王権現の小さな社がある。崖に掘られた洞窟に鎮座している。

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明治になって町村制が施行されたとき、近辺には7つの集落があった。村名を決めかねていたときに、この日吉社の名前をとって、日吉村としたという。

日吉村にできた東横線の駅が,村の名前をとって日吉駅となった。

日吉駅は,慶応大学の駅というイメージが強かったが、近年は目黒線の始発駅となり、都心と直結するようになった。

5年後の平成31年には相鉄線が延伸してきて,日吉駅で東急線と直結する。目黒線と相互乗り入れする形になるようである。






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