野毛山不動尊

野毛山不動尊参拝。関東三十六不動霊場第３番札所である。

京急線・日ノ出町駅でおりる。駅前は高層マンションの建築中。

駅前の風景が変わってしまった。しかし、駅前だけ。他は，何か、猥雑なところがある。これが日ノ出町から野毛町、伊勢佐木町までの風景である。

地図も持たずに行ったので、おおよその方向で歩いた。野毛山不動尊は丘の上にあり、下から階段で上っていったことは記憶していた。

赤い鳥居が見えた。このへんだったはず。

成田講と記してある。なぜ、鳥居が？

鳥居の左が稲荷神社である。右が野毛山不動尊である。神仏習合である。稲荷神社も，豊川稲荷、伏見稲荷を勧請している。これに成田山。縁起のいいものはなんでもいいから集めたようである。商売熱心な人が支持したのだろう。

お寺の方の入口に向かう。

野毛山不動尊は，正式には、成田山横浜別院延命院という。ただ今、大規模、工事中だった。これは大がかりである。丘の上にクレーンが見える。そこに本堂があった。

従来の場所から前に出して、高架の上にお寺ができる。がっしりとした橋脚を作らなければならないから、大工事となる。金もかかる。

金はあるんでしょう。

完成は来年８月という。

今は仮本堂。

護摩をやっていて、太鼓の音が賑やかだった。

ここは寺院というより、色々なものがゴチャゴチャ置いてあって、習俗的な色が濃厚である。昔の庶民の信仰はこういうものだったのだろう。

習俗的なものが抜け落ちて、仏教が力を失った，ということも云える。頭が良くなるのも考えものである。呪術的なものを嫌った結果，失うものがある。

野毛山不動尊から伊勢佐木町に向かう。

大岡川の両岸、宮川町、福富町は，横浜のソープ街だが、昼間は問題なく通れる。

５０分/９９９５円ソープの看板を見た。総額１万円未満。まだ営業している。

今の伊勢佐木町。多国籍の街で，行きたくない。３０年前には近くに勤めていた。懐かしいことは懐かしいが…。

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