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2014.5.29 鍼灸院にて [雑感]

ー先生、新聞の広告を見て「外食の裏側を見抜く」という本を読みましたよ。

ーそんな本を読んだら、外食する気がなくなりますよ。

ー確かに。ファミレスに行きたくなくなる。

ーどこの出版社ですか? 宝島社?

ーいや、東洋経済新報社。

ーそれは、まぁ、しっかりした出版社ですね。

ーよくよく考えれば、日本は食糧自給率が低い。野菜なんかも輸入している。中国産が半分ぐらい。ところが、スーパーで外国産野菜を売っているか、ということ。ほとんど全部国内産だね。

ー外国産じゃ売れないですよ。

ーじゃあ、輸入された野菜はどこへ行くか? 考えてみれば、不思議。簡単な計算なんだけど。つまり、外食産業へ行く。輸入野菜を買うことには抵抗があるが、ファミレスに行けば気にならない.レストランのメニューには原産地表示はないからね。

ー外食産業に対しては、食中毒を起こさなければいい、という基準しかないようですよ。

ーだから、食べているものの中味がどんなものか、分かるわけもない。添加物もわからない。当たり前のことだろうけれど、この本を読んでやっと気がついた。

ーカット野菜のことも書いてありましたか?

ーああ。次亜塩素酸でジャブジャブ洗って、味も栄養も全部流れてしまっているらしい。キッチン・ハイターとは書いてなかったよ。

ーキッチン・ハイターは次亜塩素酸ですよ。今度表示を読んでください。

ーあっ、そう。じゃ、調べてみよう。野菜を食べて栄養をとっているつもりが、食べているのはカスだけなんて。笑い話にもならない。

 それで、今日、ファミレスに行って、メニューを見た。肉類に関しては原産地が書いてあった。

ーネットでは公開しているんじゃないですか。

ーハンバーグがね、ビーフがアメリカ・メキシコ産で、ポークがアメリカ産だ。なんでハンバーグにポークの表示があるのかね。

ーそれはポークを入れているからです。ポークだけですか? チキンは入っていないんですか?

ーチキンはフラジル産だけど、ハンバーグの欄には何も書いていない。しかし、ランチのハンバーグ定食はバカ安だよね。あれは何が入っているのかと考えてしまうね。

ービーフは少しだけ。ポークとかチキンは入っているでしょう。

ー他に植物性タンパク質も入って水ぶくれさせている可能性がある。この本には植物性タンパク質のことがかなり記されている。安上がりに増量するにはもってこいなのだそうだ。

ーあの値段だから、そうなるでしょう。満腹感を与えればいいのですから。

ー植物性タンパク質を多く入れると、色が白っぽくなるらしい。だから、着色料を混ぜて、ハンバーグらしい外観にすると書いてあるよ。

ーもう、食べたくありませんね。

ーまぁ、仮に、ハンバーグの中味が植物性タンパク質50%、ビーフ20%、ポーク30%としよう。ビーフとポークはアメリカ産とする。ビーフがアメリカ産、ポークがアメリカ産と記しても、嘘は言っていない。そうだろ。だけど、事実はいっているが、真実はいっていない。植物性タンパク質や着色料のことに触れていないのだから。

 コンビニやスーパーの弁当のように、全部書いてほしい。

ー今日はどちらへ食べに行きますか?

ーファミレスで、ハンバーグ定食でも食べますかね。

ーアレッ、まぁ。




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