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DVD「ダイ・ハード/ラスト・デイ」 [映画]

2013年作品。去年の映画だが、随分、昔の映画のように思える。2014年の現時点では、こういう映画は製作できないし、ロケもできない。

こういうこともあるのだ。

舞台が、前半はロシア(モスクワ)で、後半がウクライナ(チェルノブイリ)である。スーパー・アクション映画を見るつもりで借りたが、結局、あれこれ考えてしまった。

アクションのものすごさは超一流だ。派手な花火大会だ。しかし、のれない。

現在進行中のウクライナ問題の影が覆い被さってくる。

この映画のキモは、ウクライナのチェルノブイリに秘匿された10億ユーロ相当の兵器用ウランである。

これが絵空事ではなく、本当のことのように思えてくる。

現在進行中のウクライナ問題の裏側には、何か知らされていない事情があると思うが、真相は我々にはわからないだろう。

イランの核施設が問題になっているが、イランの核技術はウクライナから輸入したのである。ウクライナはそういう国である。

たまに核技術の世界地図を作ってみたいと思うときがある。そうすれば、世界の情勢が違って見えてくるだろう。

日本は核問題について考えることをを封印しているから、世界の実相が見えなくなっている、と感じる。


映画ではこれに加え、父と子の問題が描かれている。最後に和解に落ち着くのは常識的といえる。

(2024/02/25追記)ウクライナ問題の展開は予想以上で、2022年2月24日、ロシア軍がウクライナへ侵攻した。侵攻後2年がたったが、戦闘の終わりが見えない現在である。

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