麺ポッシブル

富士宮駅の改札を出ると、「麵ポッシブル」というノボリが見えた。なんだい、これ？

そのまま通り過ぎて、駅の外に出る。階段を下りながら気がついた。「ミッション･インポッシブル」をアレンジしたんだな、と。

「インポッシブル」を「麵ポッシブル」に変えたのだ。あの店は焼きそば屋だった。

これは冴えていて、印象に残る。

富士宮は、なんといってもＢ級グルメ、焼きそばである。町中、焼きそば屋だらけだ。

富士山と焼きそばが、どういう関係にあるのか理解できないが、ご当地グルメとして評判である。これだけ定着すると、簡単には消えない。

先日行った宇都宮餃子と同じである。

富士山本宮浅間大社を参拝したあと、駅に戻る。改めてノボリを見ると、きちんとミッションという字も書いてあった。「麵」という字に幻惑されて、全部の文字を読まなかったようだ。

昼時で、昼食として食べる。店は狭い。持ち帰りが多いと見受けた。

キャベツの多い焼きそばだった。並盛り４５０円也。

やはり、これではお腹が空く。横浜へ帰る途中、三島のレストランで追加を食べるハメになった。

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