安倍首相靖国参拝

ーニュースで知った時は驚きましたよ。

ーウーン｡どうして今頃に、ということだ。なぜ１２月２６日なのか。どういう意味がある？

ー年末だからかな。

ーいや、どうも違うらしい。実は毛沢東の誕生日だったんだ。

ーじゃあ、これは中国向けの喧嘩ですか。

ーそういうことになるかな。

ー韓国はどうですか？

ー南スーダンの韓国ＰＫＯが日本の自衛隊から銃弾の貸与を受けたでしょ。北朝鮮情勢は不穏だし、足元を見られても仕方ない。韓国は勘定に入れなかったと思う。

ーどうして毛沢東の誕生日を狙ったんでしょう。

ー毛沢東の評価は中国のアキレス腱なんだ。確かに建国の指導者ではあったが、その後の国内闘争で何千万という国民を殺したからね。

ー中国にとっては不愉快ですね。

ーあぁ、不愉快だ。

ー尖閣に攻めてきますかね。

ー安倍内閣はＮＳＣを設置した。つまり、いつでも戦争はできる。尖閣の場合は国土防衛だから、戦闘はできる。

ーじゃあ、戦争になるかもしれない。

ー勝てる見込みがなければ、中国は攻めてこないよ。その自信はないと思う。中国は戦線を拡げすぎて、火種を抱え込みすぎている。南シナ海も連動してしまう。国内の少数民族の問題もある。ヴァチカンとも喧嘩しているし。

ーヴァチカン？　宗教の問題でしょ。

ーヴァチカンのネットワークは侮れないよ。隠然たる力がある。敵に回すと、手強いよ。

ーああ。日本でも宗教組織は侮れませんね。

ー南スーダンの紛争にしても、あそこの石油は中国の利権になっている。だから、自分は欧米による中国の利権潰しと読んでいる。アフリカには中国の利権が数多くあるが、欧米の反撃が始まっているのではないだろうか。

　中国は手を広げすぎたと思う。

ーアメリカは、失望した、表明しています。

ーこれももう少し視野を広げてみて欲しい。サウジのアメリカ離れが話題になっただろ。

ーそう、アメリカに対する不満を表明しましたね。

ー他の国からは、日本のアメリカ離れが始まったと思われても仕方ない。アメリカの同盟国のアメリカ離れが始まっていると考えられている。日本もまた同じ。

ｰもともと、安倍首相とオバマ大統領はうまく行っていなかったですね。

ーそう。それに駐日アメリカ大使はキャロライン･ケネディで素人だから、日本に対する締め付けが緩んでいる可能性がある。

　まあ、色々考えられるな。

　マスコミの報道は型どおりの反応で、世界の変化を見ていない。アタマが固すぎる。月刊誌なら、別の見立てがでるかもしれない。

ー中国やアメリカはどうしますかね。

ー日本国内の世論工作に乗り出すだろう。

ー安倍首相はどうなりますかね。

ー株価次第。暴落すれば、批判が高まる。しかし、昨日のマーケットでは午後になっても株は下がらなかった。新聞やテレビの論調よりも、マーケットの方が信頼できる。何しろ、こっちは金がかかっているからね。

ーアレッ、中国と韓国のマーケットはどうなったんでしょ。

ー韓国は少し下がった。中国はかなり下げた。アジアでは政情不安なタイを除けば、他はみんな上がっているのに。

ー中国や韓国の方が弱い立場なのか。

ー昨日の段階ではね。今日のマーケットに注目しよう。

タグ：安倍首相靖国参拝