SSブログ

備前一宮 石上布都魂神社 [旅行]

備前一宮というと、普通に考えれば吉備津彦神社ということだが、もう一つ、石上布都魂神社が一宮会に入っている。地図で見れば分かるとおり、岡山から津山線で金川へ行き、金川からさらにタクシーで15分かかる。

こういう神社は事前に連絡しておいた方がいい。11月8日に参拝すると電話しておいた。

地図で調べると、岡山空港から直接金川にタクシーで行った方が早そうだ。羽田発10時20分のANA便で岡山空港へ行く。空港到着が11時45分。軽く昼食してからタクシーで石上布都魂神社へ向かう。

岡山空港も山の中にあるが、なお山の中を分け入って走る。金川を過ぎると、人家もまばら、帰りはどうしようかと迷う。歩けば、近くの駅までは1時間以上かかる。

狭い道を走っていくと、宮司宅の表札が見えた。念のためにここで下りて確認する。宮司さんは神社にいるとのこと。

なおタクシーを走らせると、道の掃除をしている老人がいる。背後に電動車がある。タクシーはそれ以上行けなくなった。

車を神社に入れたいと老人に言うと、電話された方ですか、といわれた。宮司さんだったのだ。

石上布都魂神社の拝殿は山の中腹にある小さなものだったが、古びてはいない。

2013年11月8日岡山 034.JPG

拝殿の横に本宮へ行く細い道がある。タクシーの運転手さんには待ってもらうことにして、急いで山道を上る。歩きにくい道で、急ぎすぎて転倒するのが怖い。以前一度経験したことがあるので急ぐとは云え、足元は慎重にした。見えるのは山の稜線のみ。

2013年11月8日岡山 001.JPG2013年11月8日岡山 002.JPG2013年11月8日岡山 003.JPG2013年11月8日岡山 008.JPG

やがて、山の頂上にある本宮に到着する。本宮は山の頂上にある大きな石の前にある。これでなぜここに神社ができた理由が分かる。奇岩信仰の神社なのだ。

2013年11月8日岡山 012.JPG2013年11月8日岡山 014.JPG

山の中の神社というと、貴重な鉱物が採れた場所にあることが多い。石上布都魂神社の場合、付近一帯は鉄の産地で知られていた。古代には重要な地域であった。

その産地の中で、頂上に奇岩がある山が信仰されたのも無理がない。頂上に本宮を置き、その中腹に拝殿を建てた。

今では辺鄙な場所でしかないが。

最近はパワー・スポットということで参拝者も増えたようである。しかしながら、一宮巡りをしなければ気がつかない神社ではあった。

御朱印をもらうなら、事前に電話することをすすめる。

電話 086-724-2179
携帯電話 080-5050-2230

一宮の案内書は古い住所が記してある。岡山空港でタクシーの運転手さんに住所を言っても分からなかった。他の運転手さんもやってきて、あれこれ相談して、神社の所在場所がやっとわかった。

現住所 神社 岡山県赤磐市石上1448
     社務所 岡山市北区御津石上1908

岡山市と赤磐市の境界にあるので、注意を要する。

2013年11月8日岡山 374.JPG

帰りは、待っていてもらったタクシーで津山線・金川駅まで行った。13時半に駅に着いた。岡山空港から神社まで行き、狭い山道を頂上まで歩いて上がり、またタクシーで金川に着くまで1時間15分しかかからなかったことになる。1日がかりの予定だったのだが。

ちなみにタクシー料金は岡山空港ー石上布都魂神社ー金川駅で8860円だった。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0