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映画「リオ・ロボ」 [映画]

1970年製作の西部劇映画。

ハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演。二人のコンビの快作に「リオ・ブラボー」がある。この映画はその二番煎じという評価になるだろうか。

この映画がハワード・ホークスの遺作になったことは知らなかった。この「リオ・ロボ」を監督したとき、ハワード・ホークスは74歳だった。

74歳、今の自分より年上だ。立派なもんです。

公開時にこの映画を見たのかどうか、定かではない。1970年というと、私は金欠時代だったから、映画を見る金もなかったかもしれない。

ビデオ化された時には見た。

物足りなかった。あっさりしすぎていた。今回、DVDを見てその原因がわかった。悪役が弱すぎるのだ。ほんとうに、だらしない、頼りない悪役だ。

では、今回の後味はいかがなものか。

これがすこぶる良かったのである。

原因を考えると、最近の刺激的な映画の数々に辟易していたからだろう。

最近の映画をガキの映画とすると、「リオ・ロボ」は大人の映画、ゆとりのある老人の映画ということになるだろうか。

この映画は”遊び”なんです。この遊び、ゆとりを味わってほしい。堪能できます。
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