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体が痛むから何もしないのか? [健康]

医者で。

高齢の女性が医者と話していた。長い。25分ぐらい。診察室から出てきて、受付にいう。あちこち痛くて嫌になってしまう。医者は、こういう女性にとってはストレスの捌け口になってしまう。

心気症ということもあるでしょう。病に気を取られると、他に何もする気がなくなってしまう。

体が痛い、痛いといっていれば、他のことはすべてパスできる。

<体が痛むから、何もしないのか?>それとも<何もしないから、体が痛むのか?>

一考を要する。

人の振り見て我が振り直せ、である。

自分もそうではないのか?

ありうる。反省する。



次の患者は、超高齢のお婆さん。こういう人が先生に見てもらうと、時間がかかる。

30分ぐらいかかるか。

先生の声が大きくなる。老婆に良く聞こえるように大声を出しているのだ。

あの老婆、良くここへ来られたな。

背は猫背。小さなバッグが3つ。足取りもおぼつかない。ヨチヨチ歩きと同じだ。

20分ぐらいで診察室を出てきた。受付の人が薬が出ますという。湿布薬だそうだ。

湿布薬? こんな高齢者に湿布薬もないだろうに。どこか痛いとこぼしたので、医者も気休めに薬を出したのだろう。貼っても効かないよ。お婆さん、無理なんだ。自然に任せなさい。

先生の私に対する説明は20分で終わった。貧乏揺すりして、かなり苛立っていたようだ。まぁ、しょうがない。高齢の患者ばかり相手にしていたら、おかしくなりますよ。

私は説明を受けて終わり。

駅方向に歩くと、先ほどの老婆がヨチヨチと歩いていた。薬をもらって家に帰るのだろう。家に帰るまで何分かかる? 私は追い越した。

背中はひどい猫背で、ヨチヨチ歩きだが、服装は小綺麗で乱れはなく、髪もきちんと整えられている。身だしなみに衰えはない。

日常生活は大変だろうが、まだまだ生きられそうに思えた。

身だしなみが乱れる、家が乱雑になる。これが死への道である。
タグ:心気症
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