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NISA(少額投資非課税) [経済]

-だいぶ、NISAが盛り上がってきました。

-受付が始まったからね。300万口座という。もっともダブりで申し込んでいる人もかなりいるという。推計では30%ぐらいがダブって申し込んでいるらしい。

-ダブったら、どうなるの?

-税務署がかってに一つの口座を選ぶ。

-これは昔のマル優みたいなものでしょ、マル優は利息が課税されなかった。今度は取得費で年間100万円内なら、配当も譲渡益も課税されない。毎年100万円ずつ、5年間。500万円。小金持ち向きの制度ですね。

-ともかく、預貯金にフリーズしている金を動かしたい。政府の考えはそれに尽きる。しかし、年間100万円というのは、どうかな?

-どうして? キリがいいじゃないですか。

-日本の場合、非課税口座で買った株なり投資信託なりを売却したりすると、その非課税枠は再利用できない。つまり、この口座で買うということは、長期保有が前提になっている。

 株式を買うならともかく、投資信託を買うなら、毎月定額を購入する定額積立がもっともふさわしい。

-はーい、私もそうするつもりです。

-そうだとすると、100万円というのは半端な金額だと思わないかい。

-どうしてですか?

-100万円を12で割ってごらんよ。割り切れない。毎月83,333円ということだ。

-あれ、そうですね。

-非課税枠を120万円にすれば、毎月10万円ずつ積み立てられる。この方がキリがよくて便利だ。なんで120万円にしなかったのかと思うね。

 これは財務省の発想だね。財務省の役人には投資についてのアタマがない。

-石頭なんですかね。

-100万円の非課税枠で思いだしたことがある。贈与税の基礎控除額はいくらだろうね。

-そりゃ、簡単。110万円ですよ。

-その通りだけど、110万円という金額はおかしいと思わないかい? 中途半端な気がしないかい。

-エッ、そんなこと考えたことがないですよ。云われてみると、100万円じゃなくて、110万円。どうしてこの金額になったんだろう?

-当初の財務省の案は100万円だったんだ。

-なんで、10万円足した金額になったんですか?

-当時は自民党政権だったが、自民党は月額10万円の贈与で年額120万円の贈与非課税を主張した。

-それは納得できますね。

-結局、自民党案と財務省案の中間を採用した。120万円と100万円の中間で110万円。これが贈与税の基礎控除額となったという次第。

-あれ、それはマンガの世界ですよ。

-まぁ、そんなものだ。だから、この非課税枠は変更される可能性があると思っている。120万円にすべきだろう。いつそうなるのかは云えないけど。

 
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