2013年8月16日記 丸子橋にて [雑感]
明後日から旅行で北海道へ行く。情報断食する。新聞、テレビ、ネットには関わらない。
旅行前の空白というのか、何もしたくない。こういう時は、小さな頃を思い出す。多摩川に行こうと思いついた。
駅に行くと、浴衣姿の若い女の子の姿が見えた。また、どこかで花火大会があるらしい。この前に浴衣姿の子を見たのは、隅田川花火大会の時だった。花火大会はゲリラ豪雨で途中中止になった。今年は何が起きるか分からない。
15日の諏訪湖花火大会はもっと悲惨で、バスが動けなくなり帰れないツアー客が出たようだ。花火大会を見て16日の早朝に東京・横浜に戻るツアーがあったからだ。
今日はどうなのか。多摩川駅で降りて、丸子橋に向かう。丸子橋の上には警備員が立っていた。ということは二子玉川の花火大会かと見当が付いた。警備員にきくと、その通りだという。丸子橋からでは遠すぎると思うが、風は涼しいだろうし、蚊も飛んでいない。
掲示板を見ると、二子玉川駅の南で行われるようである。あの場所なら、等々力競技場の前当たりが絶好の花火スポットではないだろうか。
丸子橋は小さな頃に遊んだ橋で、橋の下の多摩川は夏には絶好の水遊び場だった。夏休みは毎日水遊びに行った。
しかし、昔の名残はない。川の風景も変わった。橋の上から見ると、緑の中州が見えるが、当時はなかった。
川の地形が変化した。55年もたてば、変わって当たり前だ。今は人工的に手入れをしているので流れが変わることはないかもしれないが、それでも流れの中は変化している。
今年、牧伸二が丸子橋から飛び降り自殺したが、飛び込むとすると、写真を撮影したスポットしかない。
平穏な流れに見えるが、狭いが急な流れの箇所がある。子供の時はそこは避けて遊んだ。
丸子橋から見える風景も変わった。武蔵小杉の高層マンションが壁のように立ちふさがっている。昔の河原は雑草が生い茂っていたが、今は子供たちのサッカー場である。
多摩川の風景は変わってしまったが、それでも子供の時の記憶は根強いものがある。私は川の風景が好きだ。海や山よりも川が好きだ。
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