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成年後見人 業務上横領 [雑感]

「静岡で成年後見人の横領があったね。」

「弁護士だな。50歳か。金がほしい時だね。この間の同様の事件では、執行猶予なしの2年半実刑判決だったが、今度はどうなるだろうか?」

「2010年5月から2012年6月までに計9回着服したようだ。総額は1460万円。成年被後見人は2012年9月に亡くなっている。それでバレのかな。」

「弁護士は着服した金は返したらしい。しかし、金額が多かったので起訴したようだ。金を返したというが、その金をどうやって工面したのだろう? もともと金に困っていたから横領したのだろうから、返した金の出どこはなんだろうか? こういう新聞記事を読むと、金の流れを考えてしまう。おかしいと思うが、新聞記者はそこまで追究しない。」

「認知症が増えることは分かっているし、成年後見制度の利用者が増えることも分かっている。しかし、モラルが追いつかない。」

「金の恐ろしさを知らない。自分も経理だったから、金は毎日扱っていた。慣れてしまえばなんでもないが、たまに大金を扱うことになったら、心は揺れ動くだろう。金を金と思ってはいけない。これに尽きる。預かった金は単なる紙切れだ。そうしないと、横領の誘惑に負けてしまう。」

「どうすればいい?」

「とりあえずは罰則強化。横領すれば、損だと思わせなければいけない。ただ、今回の場合は成年被後見人が死んで横領が発覚したけれど、氷山の一角で、まだ発覚していないものがあるかもしれない。それに金額が多額だったから起訴されたということは、少額で起訴されない事例は日常茶飯事かもしれない。」

「これでいいんだろうか?」

「いずれ事務がパンクする。対応策は検討しているだろうけれど、時間がかかる。日本の常として。」
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