SSブログ

6月、7月は税務調査がない [雑感]

税務調査の夢を見た。

税理士事務所に勤めたことがあるので、税務調査はしばしば経験した。その後、一般の会社に勤めたが、三社の法人税申告書に、経理責任者として署名押印したので、会社に税務調査があった場合、立ち会うことになる。

昔のことで、すべて時効になってしまったから、今更なぜ税務調査の悪夢を見る必要があるだろうか。

ともかく、税務調査はイヤなものである。今、これを書いているのは6月だが、6月になると、ホッとしたものである。なぜなら、6月、7月には税務調査がないからだ。これは案外知らない人が多い。

これは事務年度が関係している。官庁の会計年度は4月から翌年3月で、これは多くの人が知っている。暦年ではない。この会計年度の他に事務年度が別に設けられている。

税務署の事務年度は7月から翌年6月までである。つまり、6月は事務年度末になる。ということで、税務署では6月に1年間の事務をまとめ上げる。事務にかかり切りになる。ということで、税務調査はない。

7月になると、人事異動がある。新しい税務署に赴任して、書類を引継ぎ、机上調査が始まる。7月はまだ税務調査が入る段階ではない。

8月の初旬に税理士試験がある。今年は8月6,7,8日の3日間である。税務調査の電話が税務署から来るのは、税理士試験が終わってからである。税務署も受験者のためを思い、遠慮している。すぐ盆休みになるので、実際の税務調査は盆明けから始まる。


6月21日の日経新聞に、国税庁が発表した、強制捜査の脱税額が205億円という記事が出ていた。2012年度の実績である。これは、6月が事務年度末であるから、強制捜査の実績が集計できたということを示している。

ともかくも、経理責任者にとっては、6月、7月は枕を高くして眠れる。
タグ:税務調査
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0