低下する弁護士モラル

弁護士のモラルが低下している。貧乏弁護士の存在はよく知られるようになったが、れっきとした地位の経験者が使い込みする事件も発生し、弁護士信頼するに足らずの感あり。

地区の弁護士会の副会長をしていた弁護士が成年後見人になって、被後見人の財産を使い込むようでは、誰を信用したらいいのか。ぼけたら、誰に財産管理を頼めばいいのか。

成年後見人には監督人が付いて、チェックする体制になっているはずだが、どうして使い込みがばれなかったのか、不明。

成年後見人は誰でもなることができ、司法書士でもいいし、ファイナンシャル･プランナーもなれる。目の前に自由になる金があるとなると、その誘惑は大きい。ちょっと使いたくなる気になるのはわかる。財産を預かっているだけという心の割り切りが必要だ。

この使い込み事件に驚いたばかりなのに、弁護士保健でトラブルをいう事例にも驚いた。弁護士保健というものがあるとは知らなかった。交通事故などの際、法律相談や訴訟の弁護士費用を保険会社が負担する保険だそうで、個人向け自動車保険や傷害保険などの特約として販売されている。

この保険金請求が多すぎてトラブルになっている。示談金４００万円なのに弁護士費用として保険金２００万円を請求したそうだ。モラルハザードもいいところだ。

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