朝鮮半島は日本の首相の鬼門

安倍首相が対韓国の歴史認識で発言を和らげた。

日経新聞で、ルース前駐日大使が村山談話を否認するのは云々という記事を読んだとき、これはマズイと思っていたが、やっぱり案の定、トーンを下げてきた。

アメリカとしても困る。対北朝鮮、対中国で緊張しているときに、同盟国同士が争っていては圧力がかけられない。

韓国に対していい感情を持てないが、軍事がらみになれば、そうは云っていられない。敵の敵は味方と思わなければいけない。

朝鮮半島問題は日本の首相にとって鬼門である。鳩山前首相が辞任したのも韓国の前大統領イ・ミョンバクに最後通牒を突きつけられたからだ。

安倍首相の前回の辞任劇も朝鮮半島がらみだ。前の時、安倍首相は拉致問題があるので、アメリカが北朝鮮をテロ支援国家から外さないようにと頼んだ。それを無視してアメリカは北朝鮮をテロ支援国家から外した。２００８年９月１０日のことだ。２日後の９月１２日に安倍首相は突如辞任した。健康上の理由で。

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