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遺族年金詐取事件 [雑感]

売春防止法で逮捕された容疑者が遺族年金詐取で再逮捕。千葉県警市原署。

概要。母は2003年12月に死亡。しかし、父親の死亡に伴い、母親が生きていると偽って、2011年8月~2013年4月まで遺族年金123万円を受領した。

どうなっているのか…。

遺族年金には遺族基礎年金と遺族厚生年金がある。

遺族基礎年金は、子(通常18歳未満)のある妻、または子(通常18歳未満)に支給される。上記事件の場合、子(容疑者は37歳)は18歳以上であるから、たとえ母親が生きていたとしても、遺族基礎年金は支給されない。

遺族厚生年金は配偶者に支給される。

ということは、遺族厚生年金を受け取ったということだろうか。しかし、2003年に死んだ母親の名前で現況届を出して、そのままスンナリ通ってしまうのだろうか。全然、チェック機能が働いていないのか。

しかもほぼ2年間、受け取り続けたのだ。母親の死亡届を出していないのならこれはあり得るが。

母親の死亡届が出されていたとすると、市町村の住民台帳でチェックされるはず。母親の名前の遺族年金支払調書が市町村に提出され、死んだ人間が遺族年金を受け取ったことがわかるはず

それとも遺族年金の支払調書は市町村に提出されないのだろうか?

ともかくもこういう事件はこの容疑者が考えついたことではなく、ワルの世界で他の人がやっていることを真似た可能性が高い。同じ手口が他にも多数あるはずだ。


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