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メンゲルベルクの「田園」交響曲 [音楽]

メンゲルベルク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の「田園」を聞く。昨日、メンゲルベルクのベートーヴェン交響曲全集を購入した。

以前に聞いたとき、「田園」の第2楽章が妙なものだったから、再度聞いてみたくなったわけだ。1940年のアムステルダムでのライブ・レコーディング。

メンゲルベルクの指揮は歌舞伎役者の見得に通じるものがあると論じる向きが多い。形式的で大仰な身振りを感じさせるところが共通する。

第1楽章はトスカニーニ以上にゴツゴツしている。問題の第2楽章だが、記憶違いなのか、違和感が起きることはなかった。節回しは独特だし、芝居がかった旋律の歌わせ方である。しかし、これはこれでおかしくはない。ポルタメント奏法も気にならなかった。

第3楽章、第4楽章はゴツゴツしている。第4楽章の雷のパートはティンパニが轟き渡って大変な迫力だ。さすがにこのあたりになると、1940年の録音の限界を感じる。第5楽章は、クライマックスがすさまじく、力瘤が入っている。ここまでやるか。

MEMORIESの復刻は素晴らしい。全体、録音の古さを感じさせない。

これで、残りの曲を聞くのが楽しみになってきた。
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