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富士山静岡交響楽団 プロムナードコンサート [雑感]

2021/12/18 14:00~ 富士山静岡交響楽団のプロムナードコンサートをきく。清水にある清水マリナード・大ホールでの演奏会だった。清水マリナードは、清水駅と直結しているので迷うことがなかった。清水港の目の前でロケーションはいい。

大ホールは2012年に開館した。新しい、一流のホールである。

清水港。

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この日の指揮は、高関健だった。

①ムスグルスキー「禿山の一夜」 オケの音はややまとまらない。丁寧というか、微温的な指揮で、怖さを感じなかった。

②チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。ピアノは清水和音。美しい音で、これだけで気持ちがいい。清水和音の演奏は剛直な感じがする。余裕が感じられる。目一杯の力演よりは、この方が感動が深い。若手にありがちだが、力一杯に演奏して、解釈に工夫を凝らしても感動をもたらすとは限らない。力一杯声を張り上げても声が通るとは限らないことを思い起こす。よく通る音と通らない音がある。その違いがどこから生じるか、自分には分からない。張り詰めすぎてはダメなようである。
アンコールは、ショパンの夜想曲第13番だった。

③チャイコフスキーの交響曲第4番。第1楽章、第2楽章は丁寧すぎた。ダメかと思っていたら、第3楽章のピチカートから生き生きしてきた。第4楽章の冒頭はティンパニとシンバルがすさまじく、頭を突き抜けるような音だった。静響のティンパニは珍しいぐらい音が鋭い。フィナーレは音がまとまらなかったが、仕方ない。全体、チャイコフスキーとしては、ワクワク感が足りない。
アンコールはチャイコフスキーの弦楽セレナードからワルツ。

静響はティンパニの奏者が目立った。オーボエも優秀である。

帰り、富士山を見る。

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帰りは静岡駅から新幹線で戻る。

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