肥後細川庭園

甘泉園･水稲荷神社から神田川に出て、下流方向に歩くと、肥後細川庭園がある。以前は新江戸川公園と呼ばれていた。ツマラナイ名前なので、改修時に名称を公募し、肥後細川庭園となった。肥後細川家が寄贈した庭園であるから妥当な名称である。

以前の新江戸川公園の名称は、神田川の下流に江戸川公園があったからである。その時に思ったことは、なぜ”江戸川”なのか、ということである。

江戸川というと、東京都と千葉県の境界を流れる。葛飾柴又、矢切の渡しのある川である。なぜ東京の真ん中に江戸川があるのか？

昔は人の往来が少なく、川は流域によって異なった名称で呼ばれていた。神田川は、この早稲田あたりでは江戸川と呼ばれていた。地下鉄有楽町線に江戸川駅があるが、昔の名残だ。

紅葉はもう終わりかけていた。真っ赤に染まっていたら、さぞ見事だったことだろう。

池のまわりを歩いた。

奥の池の紅葉はまだ残っていた。池を見ると、紅葉が映っている。逆さ紅葉である。写真を撮ったが、水が濁っていたためか、満足のいく出来栄えにはならなかった。

タグ：肥後細川庭園