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大晦日 川崎ミューザ [日記]

大晦日、川崎ミューザまで出かける。東横線、南武線ともかなり混んでいた。

15時からジルベスター・コンサートを聞く。毎年恒例だが、今年のジルベスターは神奈川県の感染者数が増えているときだから、かなりの怖さを感じた。東京の感染者数ばかりに目が行くが、神奈川県も天文学的数字で、話題になる大阪府や愛知県よりも感染者数が多い。

今年はベートーヴェンの生誕250周年と云うことで、本来ならベートーヴェン・イヤーになるはずだったが、コロナ禍でベートーヴェンもどこかに吹き飛んでしまった。ベートーヴェン・イヤーは来年まで延長になるという話を聞いたが、来年もどうなるか、分からない。

ジルベスター・コンサートはオール・ベートーヴェン・プログラム。宮本益光(バリトン)のナレーションで進行したが、ナレーションと曲がマッチしなかった。指揮は下野竜也=東京交響楽団。

川崎ミューザ内は、ソーシャル・ディスタンスを保ち、一人置きに座る。遠方の席を見ると、雛壇に並ぶお雛様にように見えるのがおかしい。演奏者もマスク姿で、これは記録に残ることだろう。管楽器を除く全員がマスク姿で、独奏者は登場、退場時はマスク姿だった。

マスクについては、効果を疑っている。皆マスク姿なのに、どんどん感染者が増えているからだ。喋るときには効果があるだろうが、新型コロナ菌を防ぐ効果はない。

①「エリーゼのために」(P:小川典子)ホールでこの曲を聴くのは初めてだった。
②交響曲第1番第一楽章。
③ロマンス第2番(V:南紫音)
④ピアノ協奏曲第4番第一楽章。(P:小川)

オムニバス・レコードを聴いている気がした。

⑤「フィデリオ」序曲
⑥ピアノ協奏曲第5番第二・第三楽章(P:小川)
⑦歌曲「君を愛す」(Br:宮本益光)
⑧交響曲第5番第三・第四楽章。

第5は、目一杯の力演。

アンコールは通常は「蛍の光」だが、ピアノ・ソナタ「悲愴」の第2楽章だった。オケ編曲版だったが、レクイエムのようにきこえた。コロナ禍の今年に相応しい。

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