陸前髙田の街を一回りして道の駅に戻る。
瀟洒な建物である。
日曜日で、人出が多かった。考えてみれば東北地方は感染者が少ない。今から思えば、別に自粛する必要もなかったぐらいだ。
珈琲店で休んだ。
2013年12月、道の駅はまだ残骸を曝していた。
道の駅の前は復興工事の最中だった。
段々と記憶も風化する。”語り継ぐ”というが、ほとんどのことは語り継げない。人間は、忘れるようにできている。忘れるから生きていける、とも云える。
現在進行中のコロナ禍もいずれ忘れ去られる。社会のあり方は変ってしまうだろうが。