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2016.7.11 ベルリン交響楽団演奏会 [雑感]

2016年7月11日。ベルリン交響楽団の演奏会を聴く。

東京オペラシティ・ホール。14時~16時半。平日の月曜日なのに昼間のコンサートだった。夜のコンサートよりは昼のコンサートが楽だ。夜のコンサートが終わるのは21時半ごろで、帰宅すると、大体22時半ごろになる。すぐ眠るというわけにもいかないので、翌日に響く。

平日の昼間だったが、客席はほぼ満席。

指揮はリオール・シャンダバールだったが、この人の名を知らなかった。

曲目。

①エルガー:行進曲「威風堂々」

②モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

③チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(独奏:イリヤ・カーラー)

  <アンコール>バッハ:無伴奏パルティータ第3番より”ガヴォット”

(休憩)

④ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」

  <アンコール>ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲

神尾真由子のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いた時は、③+④だった。これが普通の演奏会だろう。「ジュピター」分だけ余分というのか、特盛というのか、盛りだくさんの演奏を聞いた気がする。

ベルリン交響楽団は、旧東ドイツ政府がベルリン・フィルの対抗すべく設立したオーケストラだった。東ドイツ時代にはCDもかなり出ていたので記憶に残る。

とはいえ、東西ドイツが統合されてから、もう四半世紀がたつ。今のベルリン交響楽団の位置づけは知らないが、この日の演奏を聞いた限りでは、ローカル・オケ・クラスと思える。

指揮も凡庸、オケも凡庸だった。そこそこ感動したのは「運命」の第4楽章ぐらいだった。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をひいたイリヤ・カーラーについて付言しておく。名前から女性とばかり早合点していたが、坊主頭の男性で、しかも海坊主を思い起こさせる巨躯である。

これはこれは……。いつも、ヴァイオリニストにはパワーが必要だと思っていたので格好の研究材料になった。イリヤ・カーラーの音は豊潤だった。神尾真由子や庄司沙也加は目いっぱいにひいていたが、イリヤ・カーラーには余裕があるので安心感がある。アンコールの”ガヴォット”に端的にあらわれていた。

ヴァイオリニストは細腕繁盛記にはならないのである。




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