恵那峡

恵那峡は大井川ダムがつくった人造湖である。周辺は奇岩の多いことで知られている。

恵那峡に行く途中、傘岩に立ち寄る。自然に風化した奇岩であり、傘の形から傘岩と呼ばれている。国の天然記念物に指定されている。

人工的に作られたように見えるが、天然記念物に指定されているので、自然が作り出した造形物である。

天祐稲荷神社にも奇岩があった。奇岩信仰である。

恵那峡。

観光名所ではあるが、かっての賑わいはない。ロープウエイも廃止されたし、遊園地も３月末まで営業していない。

大井川発電所。

こういう場所を見ると、神奈川の相模湖を思い出してしまう。かっては観光地として賑わったが、レジャーの多様化で寂れた。子供のときに近所の人と一緒に相模湖へ行ったことがある。観光スポットだったのである。……ここも同じか、と感慨が起きる。

ディズニーランドやＵＳＪもいずれ廃れる。

恵那峡にいた日本人は私一人で、外国人観光バスが２台。中国人観光客である。中国人観光客のマナーの悪さにホテルの従業員が辟易していることはホテルできいた。どこでも聞くことである。

中国人観光客の爆買いはニュースになるが、現場の従業員のストレスは報道されない。観光客の増加が利益になっているのかどうか、疑っている。

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