阿倍王子神社

２００７年クリスマスイブ。難波神社を参拝したあと、天王寺駅まで南下する。すでにお昼時を過ぎていたので食事したかった。ところがクリスマスイブということでめぼしいレストランはどこも満席だった。

こういう時にはどうするか？　食べるのをあきらめる。食事を一回抜いたところで大した影響はない。栄養ドリンクの１本も飲めばその場はしのげる。私は食事には無関心なところがある。

天王寺での食事は諦めて阪堺電軌上町線に乗り、東天下茶屋駅でおりる。阿倍王子神社を参拝するためである。駅の近くにマーケットをみつけた。古ぼけていて何といえばいいのか、子供のころの我が家の近くにあったマーケットのようで懐かしかった。マーケットの古さにひかれて中を通ると中華料理店があったので食事のため店の中に入る。老夫婦が営業していて、ともに８０歳を超えていたのではないだろうか。奥さんの方はボケ症状が出ているようで、きちんとつり銭がもらえるかどうか危ぶんだものである。

阿倍王子神社を参拝したが、ここはまず御朱印を見た方が理解が早い。

阿倍王子神社の「王子」は熊野街道に関係する。ここは熊野街道に沿っていたものである。いわゆる熊野街道の九十九王子の一つだった。王子社は熊野街道に設けられた社であり、道しるべであった。休憩所も設けられていたという。

朱印を見てもわかるとおり、ここは第二王子社であった。熊野街道は、大阪天満橋から始まる。

タグ：阿倍野王子神社