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鎌倉十三仏 第5番・円応寺 [旅行]

北鎌倉駅から歩き浄智寺を参拝した後、踏切を渡り、建長寺への坂道をあがる。鎌倉十三仏霊場第5番・円応寺は道路を隔てて建長寺の向かいにある。

狭い階段を上がる。

04円応寺 (7)a.jpg


円応寺は鎌倉十三仏霊場の中でも重要な寺である。なんとなれば、ここは十王を祀っているからだ。

十三仏信仰のもとになったのは中国の十王信仰である。中国では死んだ者は冥界において十回裁かれるとされていた。その取り調べを行う王様が十王である。

以下が十王のリストである。()内は、本地仏思想により、十王に対応する仏とされているものである。

1.初七日  秦広王 (不動明王)

2.二七日  初江王 (釈迦如来)

3.三七日  宋帝王 (文殊菩薩)

4.四七日  五官王 (普賢菩薩)

5.五七日  閻魔王 (地蔵菩薩)

6.六七日  変成王 (弥勒菩薩)

7.七七日  太山王 (薬師如来)

8.百カ日  平等王 (観世音菩薩)

9.一周忌  都市王 (勢至菩薩)

10.三回忌 五道転輪王 (阿弥陀如来)

以上の十王に、日本独特の七回忌(阿閦如来)、十三回忌(大日如来)、三十三回忌(虚空蔵菩薩)を付け加えて、十三仏信仰が出来上がった。室町時代のことと推定されている。

円応寺にはこの十王像がある。受付で御朱印は貰えるが、ここはお堂の中を参観して十王像を見たい。もっとも一つは貸し出し中で欠けていて写真が置いてある。見ることができたのは九王像である。欠けている像の代わりに奪衣婆像が置いてある。これも不気味な像である。

正面が閻魔像で、これが一番大きい。

堂内は撮影禁止である。九王像+奪衣婆像+地蔵菩薩像+開山した智覚禅師像が安置されている。

境内は丘の上にあるので狭い。

04円応寺 (6)a.jpg


04円応寺 (4)a.jpg


<御朱印>第5番は地蔵菩薩である。

IMG_5246c.jpg

タグ:円応寺
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