鎌倉十三仏 第４番・寿福寺

鎌倉十三仏・第１０番の来迎寺をお参りしたあと、鶴岡八幡宮を横切り、横須賀線の踏切を渡り、西口方面に出る。

第４番の寿福寺は踏切の目の前にある。鎌倉五山の第三位である。北条政子が栄西を招いて創建した。

参道を歩く。

本堂は正面だが、…本堂には近寄れない。

文字通り、門前払いを食らった形である。

御朱印は右側に歩いて庫裏で貰うことになる。

賽銭箱がどこにも見当たらない。

本堂の前の門のところで「賽銭箱がないですねぇ」と独り言を呟いたものだ。その時、中年のご婦人方の一団がいて、これを聞いたのである。

「そんなに寄付したいんですか」という。

「賽銭を投げないと、何かやり残した気分ですよ。」

左隣の若い男の人が「ここは賽銭箱がありません。」といった。「私はここで結婚式を挙げましたが、本堂にもなかったですよ。」

これを聞いたご婦人方。「まぁ、結婚式を。たくさんお金を払っているから、私たちは賽銭イイわよね。」と笑う。

以上の次第で、ここは賽銭なし。


＜御朱印＞十三仏・第４番は普賢菩薩。寿福寺の本尊は釈迦如来像だが、脇侍として普賢菩薩像があるものと思われる。調べたが、確認できない。

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