一票の格差

昨年の衆議院選挙について、一票の格差判決が次々と出てきたが、合憲、違憲、違憲状態とまちまち。

最高裁の判断は年内らしい。最高裁の判決は予想がつく。「違憲状態だが､選挙は有効」。これしかないでしょ。

仮に違憲だと判決が出たところで、もう手遅れ。

選挙は有効に機能しない。現実の方はとっくに先に行っている。

法曹界は法律しか見ない視野狭窄家の集団で、現実がどうなっているかを見ようとしない。

昨年の衆議院選挙の投票率を見よ。高齢者ほど投票率が高い。２５歳以下の投票率は３０％未満。５０歳以下のそれは５０％未満。

投票者の平均年齢を知りたいものだ。５０歳を超えているかもしれない。

青年･壮年は今の国会に期待していない。絶望し、諦めている。

今の国会は老人天国である。

これが根本的な宿痾である。