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理論と実務 [雑感]

税理士事務所に勤務し始めたときのことである。

先生が強調したことは「理論と実務は車の両輪」ということである。その後、×十年と仕事をしたが、この言葉に誤りはなかった。

仕事は、理論ばかりでも動かないし、実務ばかりでも動かない。

理論ばかり知っていても、机上の空論になりかねない。実務には柔軟性が必要である。柔軟性と云えば聞こえがいいが、いい加減ともいえる。物事には、幅がある。グレイゾーンがある。理論ばかりだと、それがわからない。

では、実務だけだとどうなるか? 応用がきかなくなる。目新しいことが起きたときに対応できない。原理原則から割り出して事態に対応することができない。

理論も実務も両方必要だ。

税理士先生が「理論と実務は車の両輪」と云ったことは正しい指導だった。


就職に有利だと、資格を沢山とる人がいるが、考えものだ。

資格=理論である。実務は別個と考えてもらいたい。履歴書に取得資格を書き連ねるのも、かえって評価を落としかねない。

多くの資格を持っている=受験能力が高い→頭が固い、という連想を生んでしまうからである。それに不安感が強い、という人物評価になりかねない。

マイナス面もあるということを知ってもらいたい。

タグ:資格
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