鈴木章浩

つくづく、ネット時代は怖いと思う。ちょっとした失言が膨れあがってしまう。これではなんにも云えなくなる。

自民党の都議らしいが、自民党を離党することは避けられない。議員辞職は考えていないというが、今の世論の勢いだと、辞職する可能性が高い。そこまで追い込まれてしまうのではないか。

もっとも都議を辞職したら、どう生活するのか、お金の目処がたっていないのかもしれない。



ネット時代は、誰でも発言する自由があるが、それだけに相互監視が強まり、真の意味での言論の自由はなくなる。

外に発言する自由が封じられるのはまだしも、それに慣れると、思考そのものが自己検閲で制限されるようになる。

言論の自由と内面の自由は異なるが、日本人の場合は、その区別ができない。

内面の自由を失ってはいけない。現代社会は、外から束縛するのではなく、内から束縛する。思考そのものを一定の方向に持って行こうとする。

油断召されるな。


今回のヤジ事件の場合、女性議員もだらしない。ヤジを飛ばされて、ヘナヘナになっていたが、言い返すぐらいの気骨がほしい。あんな程度で都議になれるのかと、情けない思いをした。

地方議会はこんな程度か。神奈川県議会と横浜市議会に傍聴に行ってこよう。