須藤公園

須藤公園は地下鉄千代田線･千駄木駅前にある。

ここが日本庭園といえるのかかどうか、少し迷うところである。ガイドブックには正式な紹介ではなく、コラム形式で案内されている。

かえって、どういう公園なのか、好奇心が起きた。

結論をいえば、れっきとした日本庭園の構造を持っている。ただ、規模が小さく、子供用の遊び場もあるということで、名園として紹介するのがはばかられたようである。

台地の縁に造園された池泉廻遊式庭園である。台地の下に池があり、中島に弁財天の祠がある。

台地の最上部から湧水が流れていて、池に流れ込んでいる。

池をめぐる台地は急峻であり、階段の勾配も急である。子供の遊び場としてはかなり危険である。

台地の最上部に、ブランコと滑り台があった。

須藤公園の名前は、この公園を東京市に寄贈した明治の実業家の名前に由来する。

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