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感情は冷え込む [雑感]

1周忌とはよくいったものだと思う。人の死後は、大いに後悔の念に苛まれる。もっと尽くすことができただろうと。

そういう後悔の念は不思議と、1年たつと起こらなくなる。自然の摂理というものか。通常モードに戻る。思い出すこともマレになる。

3周忌は形式上のものだ。儒教では3周忌まで没後儀式が続くのだそうである。これはかなり頑固に故人を偲ばねば起こりえないことである。

忙しい現代人には無理である。

3周忌の意義は、完璧に故人を忘れろ、ということだ。過去に邪魔されず、お前自身の人生を生きろという儀式である。故人のためにあるのではなく、生き残った者にたいする儀式なのである。

人間は、忘れるから生きていられるのである。忘れることは自然が与えた生きる知恵である。

死んだ者は生き返らない。楽しく生きることが死んだ者に対する供養になる。

生きる以上、楽しんで生きることは義務である。断じて苦労を背負い込むことではない。

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