終戦の週

お盆で、静か。この暑さでは外に出られない。

１５日が終戦記念日であるので、かしこまる１週間である。反戦の儀式も、より洗練され、形式化するのは日本的な風景というしかない。

少し斜めに見てみよう。

８月１５日が終戦の日なのかどうか。「日本人」にとっては終戦の日といえるだろうが、国際的には通じない。

ポツダム宣言受諾を終戦というなら、受諾する旨を連合国に通知した８月１０日が終戦記念日である。８月１５日は玉音放送により、ポツダム宣言受諾を国民に知らしめた日という位置づけである。

８月１５日に日本軍全軍が武器を捨てたというわけではない。東南アジアに展開していた南方軍はポツダム宣言受諾を拒否した。戦闘は継続されていた。

８月１７日に皇族を派遣し停戦させた。

９月２日に降伏文書に署名した。この日が国際的に認められた終戦の日ということである。

ロシアや中国では９月３日が対日戦勝利の日とされている。

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