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馬車道・伊勢佐木町 [雑感]

夏の夕方の散歩に出る。今日は、馬車道から伊勢佐木町へ。馬車道には興味が起きない。伊勢佐木町へ。

伊勢佐木町はかってのホームグランドだったが、最近は希にしか行かない。何か、雑多な気分になる町で、飛び交う言語も中国語、韓国語、フィリピン語、その他エトセトラ。こういう町を好むのは若い人だろう。

伊勢佐木町の入り口から歩く。個人店舗よりチェーン店が多くなっている。大きな店がない。昔のなごりである。5丁目まで歩く。このあたりになると、裏は風俗店街、通称「親不孝通り」である。もう用はない。そういえば、東京ではデリヘルが売春防止法で摘発されている。捜査員が跡をつけて、ホテルから出てきたところを尋問するそうである。

16号線に出て、関内方向へ戻る。行列ができていた。店の名前を見ると、「ラーメン二郎」という。ラーメン・グルメではないので著名度がわからないが、1時間ぐらい待たされそうだ。行列してまでラーメンを食べたいのか。理解できません。

ここから関内駅に出てもよかったが、オデオン通りに出ると、日ノ出町から横浜に出ようと気が変わった。日ノ出町駅に向かって歩く。この通りの裏は福富町のソープ街、客引きも出るが、苦い記憶があるので避けることにしている。

日ノ出町駅前に着くと、また気が変わる。タンメンのおいしい店を思い出したのだ。桜木町方向へ歩く。しかし、店は閉まっていた。休日とも思えないし、店をやめたのかもしれない。

桜木町駅を通過し、みなとみらい地区に出る。駅前のTOCみなとみらいに入る。紀伊國屋書店の看板を見たからである。本を2冊買って、外に出る。こういう新しいショッピングタウンにはなじめない。

長生きすることが幸福なのかどうか。時代が変わり、店も変わる。考えも変わり、風俗も変わる。自分の記憶の古層には戦後のマーケット時代のものが生きており、それを打ち消すことはできない。

基本的な記憶は古く、一方で社会はどんどん変化していく。やはりこの両者の間には齟齬ができる。時代から取り残されたような寂しさは否めない。新しいものに対する不適応症状が生じる。我慢するしかない。

長生きすることは不幸である。人生50年でいいのかもしれない。

ランドマークタワーのショッピング街を抜け、マークイズからみなとみらい駅に降りて、帰宅する。

タグ:伊勢佐木町
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