中国旅行から帰宅して

中国旅行から帰って来て、近所の人と話す機会があった。一様に言われたことは「大丈夫だったですか？」ということ。
「ちゃんと足がついているでしょ」と返事した。

やはり、これはマスコミの刷り込みが大きい。中国については、観光旅行は大丈夫だと言える。今回の九寨溝･黄龍の旅行が５回目の中国旅行だったが、普段と変わらなかった。観光地に行けば、中国人も観光の方に夢中になる。日本人かどうかと言うことは気にしない。

しかし、ビジネスは難しくなるだろう。ビジネスについては、相手を狙い撃ちできるから、嫌がらせは簡単だ。領土問題の解決がない以上、経済関係が冷え込みは続く。

マスコミ報道の基本は、珍しいもの、異常なものを知らせることにある。「事件」を報じるのである。

たとえば、１万軒の家のある地域で地震が起きたとする。１軒が倒壊したとしよう。マスコミが報じるのは、その倒壊した１軒のみで、残りの９９９９軒は無視される。その１軒の映像を始終流されていると、なんとなく、被害が大きかったように錯覚してしまう。

全体の中の一部分を知らせる。残りの部分はこちらで補うしかない。マスコミは、嘘はつかない。しかし、真実を言っているわけではない。何が報道されていないかを考えることが必要だ。

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