SSブログ

久石譲=新日フィル演奏会 [音楽]

2021/09/12 14:00~ サントリーホール。

コンサート通いは中断していたが、いつまで聞きに行けるか、分からない。コンサートへ行けないような土地に引っ越す可能性がある。今のうちにせっせと行っておこうと思う。もっとも体力の余力次第だが。

久しぶりのサントリーホールだった。緊急事態宣言下で、周辺では営業していない店も目立つ。

久石譲=新日本フィルの演奏会に出かけたのは、マーラーの交響曲第1番が演奏されるからだった。第4楽所の終結部はレコードではとらえきれない。超高級の再生装置と専用のリスニングルームがあれば、なんとかなるかもしれないが、一般の家では無理である。

サントリーホールの客席は寂しかった。空席の方が目立った。しかし、私が座った席が2階の中央だったためか、両隣に人がいて密状態だった。

プログラムは、①久石譲の交響曲第3番と②マーラーの交響曲第1番だった。

久石譲はアニメ映画の作曲家というイメージが強く、指揮ぶりに興味があった。教科書的な振り方だった。

最初の久石譲の交響曲は、不愉快な響きはなかったが、結構うるさく聞こえた。3楽章で構成され、、聞いた感じはストラヴィンスキーのバレエ音楽のようだった。音響空間は形成されたが、ストーリーがない。印象に残らない。新日本フィルの響きも粗く、熟れていない。これはあとのマーラーでも同じだった。これでは、金を払ってコンサートへ行く甲斐がない。
タグ:マーラー

共通テーマ:音楽