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佃島 [雑感]

2021年11月、東京の佃島まで出かける。佃煮の元祖の島だが、今ではお隣の月島のもんじゃストリートの方が有名になってしまった。

七五三の季節で、住吉神社は御祈祷を受ける家族がいた。七五三参りを出来る家族は、まだ幸せだ。もっとも七五三は祝えても、その後は分からないのが現代だ。私の親戚でも、最近、会社を辞めた家族が出た。いつこうなるか、分からない。現場の責任者だったが、詰め腹でも切らされたのか? 子供はまだ小学生だ。先のことを思えば、普段、付合いのない親戚といっても気が重くなる。

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隅田川に沿って歩く。

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私は未婚者で家族もいない。子供もいない。死に際になると、自分が何をしてきたか、分からなくなることがある。

仕事は、結果として、何も残らない。無である。仕事を生き甲斐にする人もいるだろうが、それは仕事している最中の錯覚に過ぎない。退職し、老いると、子供がなければ、結局、自分の人生には意味がなかったと知る。

子供が負債だという説もある。確かに、面倒を起こす可能性があり、親に迷惑がかかるかもしれない。しかし、孫、ひ孫と子孫が続けば、マシな子孫が出る希望はある。死ぬ間際に、何か、希望があるのはいいことだ。子がなければ、自分でお仕舞いだからね。

今さら後悔しても始まらない。時を逆転させることは不可能だ。

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段々とこの社会を冷めた目で見ることができるようになった。近代思想の虚妄を感じる。




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