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都響スペシャル アラン・ギルバート [音楽]

2018/07/15 都響スペシャル、アラン・ギルバート首席客演指揮者就任披露公演を聴く。(サントリーホール 14時~16時)

後ろの席に女子高校生の団体が座っていた。学生の団体がいるのはだいたいチケットが売れてないときだが、今回はそこそこ席が埋まっていた。)

プログラムは

①シューベルトの交響曲第2番
②マーラーの交響曲第1番

シューベルトの交響曲第2番は初めて聴いた。これがいい曲で、まだ知らない名曲がいっぱいありそうだ。

マーラーの交響曲第1番は、2014年のクービク新校訂全集版による演奏。特徴は、通常はカットされる「花の章」が演奏されることだ。初めて聴いた。トランペットの主題が美しく魅惑的だ。なんでこれをカットしたのだろうか?

アラン・ギルバートの指揮は緩急の差が大きい。旋律の歌わせ方はオールド世代の私には素直について行けないところがある。第1楽章終結部のテンポの速さに驚いた。(第4楽章も同じだったので素晴らしい効果をもたらした。)

この交響曲を好んで聴くのは第4楽章の終結部のためである。ストレスが解消するというのか、溜飲がさがるというのか、快感というのか、そういう類の音楽である。

普通はティンパニ2で轟音をとどろかせるのだが、今回はティンパニは1。物足りないのではないかと心配したが、そういうことはなかった。

終結部は効果満点で、今までで一番素晴らしい出来だった。熱狂的という言葉では足りず、狂奔的だったといいたくなる。

後ろの席の女子高校生は「カッコいい~~」と、女子高校生的な感動表現をしていた。(語彙力が不足しているのではないか?)


風邪を引いて熱っぽかったのだけど、帰りには治っていた。薬効十分な?演奏だった。



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