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夕張 [旅行]

夕張駅に到着し、駅前のレストランで昼食。どこへ何を見に行けばいいのだろうか? 観光案内所は無人である。レストランのオーナーに頼んでタクシーを呼んでもらった。あとはタクシー任せだが、観光できるところは少ないという。

夕張駅について言えば、元々は現在地にはなかった。北へ2キロほど上がったところにあったのを現在地に移した。金網で囲っただけような妙な駅になったのはそのためである。夕張で人が多く住むのは、夕張駅の一つ手前の鹿ノ谷駅あたりという。

夕張市の人口は、最盛期に12万人、今は9千人を割ってしまった。

タクシーの運転手の案内で行ったところが、「幸福の黄色いハンカチ 思い出広場」である。

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雑草が生い茂るだけだが、かっては、ここは炭鉱労働者の住宅が立ち並んでいた。きれいに取り壊されてしまった。

一棟だけ残っている。映画「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地となったところである。

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建物の中はご覧の通り。

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昔懐かしい家の中。

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あの黄色いハンカチがはためいている。

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この草地を見るにつけ、かっての賑わいが想像できない。住んでいた人はどこへ行ったのか? 

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夕張から都会に出て働き、何十年かぶりに故郷を見るために夕張へ来る人も多いそうだが、自分が住んでいたところが分からないという。今の夕張には炭鉱町の面影がまったくない。

もし丘の斜面に立ち並ぶ炭鉱労働者の住宅群が残っていたら、歴史的建造物になったのではないかと思うが、取り壊したものは戻らない。

タクシーの運転手さんに、ほかに見るところはないのかと催促して行ったところが、夕張鹿鳴館である。

かっての北炭倶楽部である。

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管理している人が高齢になったためか、事業不振になったためかは分からないが、現在は閉鎖されていて中を見学することができない。

炭鉱の全盛期には、北炭が夕張の最高位にあったわけである。その権勢は、市役所から北炭に転職する人がいたという事実からも推測できる。

タクシーで夕張バスターミナルへ。ここから新札幌駅行きのバスに乗る。レストランの人に教えてもらった時刻に間に合ったからである。

バスターミナル。

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周辺。

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夕張へ行くには、札幌からの高速バスか、新札幌駅からのバスを利用するのが便利だ。


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