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2016.08.11 鎌倉芸術館 服部百音コンサート [雑感]

2016年8月11日。山の日だそうで祝日である。服部百音のコンサートを聞きに、大船にある鎌倉芸術館へ行く。昔は松竹の大船撮影所だった。

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内庭は竹寺風だった。ホールの客層は場所柄からか、鎌倉夫人&湘南夫人が多く、お茶の会に出席したような気分になった。雰囲気がいつもとは違っていた。

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服部百音(はっとり・もね)は1999年生まれというからまだ17歳。ステージに登場した時の少しオドオドした姿やお辞儀を見ると、まだ子供っぽいところがある。

しかし、音楽は別物である。

服部百音は服部克久の孫娘である。つまり、服部良一のひ孫にあたる。「青い山脈」「銀座カンカン娘」に親しんだ世代は、時の流れを感じざるを得ない。客席に服部克久の姿があった。

バックは太田雅音指揮の神奈川フィルハーモニー管弦楽団。

プログラム。

①モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲

②ヴィエニャフスキ ヴァイオリン協奏曲第1番

③ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番

(アンコール)

パガニーニ 24のカプリースより第17番

服部百音の演奏スタイルは、一弓入魂型。特にショスタコーヴィチが素晴らしく、第3楽章は忘れがたい演奏となった。

17歳、恐るべし。

ちなみに今日の舞台姿だが、ヴィエニャフスキの時は白い清楚なドレス、これがショスタコーヴィチの時は色も鮮やかな真紅のドレスだった。この姿でステージに登場した時はホール内はざわめきました。


(補足)

ウィキペディアを見ると、服部百音の項は準備中ということで記述がない。

プログラムの紹介を読むと、以下のようである。

1999年生。5歳からヴァイオリン。8歳でザハール・フロンに師事。(現在、ザハール・フロン・アカデミー在籍。)

2009年(10歳) ヴィエニャフスキ・リピンスキ・コンクール ジュニア部門で第1位、および特別賞。

2013年(14歳) ノヴォシビルスク国際ヴァイオリン・コンクール シニア部門(!!飛び級で受けた。芸術の世界は実力本位である。)でグランプリ。

2015年(16歳) ゴールドシュタイン国際ヴァイオリン・コンクールでグランプリ。

今年は、5年に一度のヴィエニャフスキ・ヴァイオリン・コンクールが開催されるので参加するようである。

11月30日に紀尾井ホールでヴァイオリン・リサイタルが開かれるが、ヴィエニャフスキ・コンクールで第1位になれば、凱旋公演である。いい席があったのでチケットを購入した。






タグ:服部百音
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