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西部劇「ヴァージニアン」 [映画]

西部劇「ヴァージニアン」を見る。1929年製作。つまり、トーキー初期の西部劇。トーキー初期の映画はカメラ・ワークが不自由で見難い。サイレント映画の方がまだ親しみやすい。

録音技術が未熟だった時代なので、発声は奇妙に聞こえる。耳の遠い人に話すような話し方である。

映画音楽は一切ない。冒頭のタイトルからして、牛の鳴き声である。音楽がうるさいのもかなわないが、全然ないというのも間が抜けている。

映画史に興味のある人はともかく、普通の人は見ても仕方ない。

最後の決闘場面だが、肝心なところはカット。銃声音だけ。これも演出技法のひとつだが。

男対男の勝負で、向き合って早撃ちを競うという、後年の西部劇の決闘場面はない。いつから、早撃ちを競うようになったのだろう?

映画史に興味のある人だけが見るべきものだろう。

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