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ドレスデン 聖母教会 [雑感]

ドイツのメルケル首相が3月9日、10日、訪日するという。何故この時期に来るのかという疑問がある。

3月10日は東京大空襲があった日である。関係があるのか、と疑っている。

3月10日の東京大空襲に先立って、2月13日~15日、ドレスデンが無差別空襲を受けた。

ドレスデン大空襲のシンボルは、聖母教会で、戦後放置されていたが、1995年に再建された。戦後に放置されていた瓦礫をそのまま利用した。史上最大のジグソーパズルという話を観光ガイドからきいた。

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大空襲のモニュメントは、これ。

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先月、ドレスデン大空襲70周年で、極右勢力が「非人道的行為だ」と聖母教会へとデモをしたが、ドイツのガウク大統領は「誰が戦争を始めたかを知っている」と人間の鎖を作って阻止した。

ドイツの第二次世界大戦感はこうである。

①ヒトラーの戦争である。
②ドイツ国民は欺されていた。

その結果として、ドイツ降伏の日は、”解放記念日”である。

日本とは全然違う。

ドイツのロジックを日本に当てはめると、こうである。

①太平洋戦争(その前の日中戦争を含めて)は東条英機ら軍部ファシストが行った戦争である。
②日本国民は欺されていた。
③8月15日は、解放記念日である。

このロジックが日本人に通る可能性はゼロである。

今思えば、ドイツ式の方が国際社会で生きるには有利であったかもしれない。

いずれにしても、安倍首相・メルケル首相の会談では、戦後70年談話の内容が検討されることは間違いない。それが公表されるかどうかは別として。

第二次世界大戦の二大敗戦国はドイツと日本である。敗戦国の処世術は難しいものがある。

タグ:ドレスデン
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