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仙洞御所 [旅行]

仙洞御所は、京都御苑の中にある。宮内庁の管轄なので、事前に参観申込をして、許可を得ておかなければならない。

参観日には、身分証の提示を求められることがあるので、身分証を持って行くことも必要だ。

私が申し込んだ参観日は、クリスマス・イブだった。ネットで申し込んだが、人数の余裕枠が大きい日を選んだ。申込者が多数の場合には抽選であるので、紅葉の季節など、宝くじ並みの幸運が必要だ。

仙洞御所は、京都御所の東南はす向かいにある。築地塀は同時期に造られたので、塀だけを見ると区別がつかない。

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仙洞御所は、退位された天皇(いわゆる上皇)の住まいとして建てられたものである。もともとは建造物があったのだが、幕末期の焼失し、それ以後再建されることがなかった。現在は、小さな茶屋が二つあるだけである。

往時を偲ぶものは、北池、南池の二つの池からなる池泉廻遊式庭園である。庭園は、小堀遠州が作庭したものだったが、その後の改修、拡張により、ほとんど変わってしまったという。

参観者休所で待つ。宮内庁の案内人が先導する。休所の前は、車寄せで、砂利敷きの広場である。大宮御所が目の前に見える。江戸時代の様式の入口である。

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その横に小さな潜り戸がある。そこから庭園に入る。大宮御所の側面に出る。

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銅ぶきの屋根で新しい。ここはまだ現役である。天皇陛下、皇太子殿下が京都に来られると、ここにご宿泊になる。内部は洋式だという話だった。ホテルと思えばいいのだろうか。

大宮御所の前にあるのが、北池だ。

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すっかり落葉した樹木が多く、冬景色だった。北池は、一部工事中で、参観コースも普段とは違っていた。

工事は来年(2015年)3月27日に終わるという。桜の季節に間に合わせるのだろう。北池はスンナリと通り過ぎた。

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南池に行く。

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芝生の島が見えるが、中島である。八ッ橋を通る。八ッ橋の上は藤棚になっている。藤の季節は美しいだろう。

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南池の周囲は、洲浜(すはま)といって、丸い石を敷き詰めている。日本庭園で、こういうのは初めて見た。

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 唯一の紅葉の生き残りがあった。

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 一番奥に酔花亭がある。

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酔花亭から見ると、南池は、こういう感じになる。

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こういう庭園なら、他にも色々とあるだろう。宮内庁に参観申込をして、わざわざ行くまでもない気がする。

行くならば、桜か、紅葉、もしくは新緑の季節がいい。また異なった風景になると思う。紅葉、藤の時期は、参観の競争率も高くなるだろう。申し込むなら、新緑の5月がいい。



タグ:仙洞御所
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