SSブログ

静岡浅間神社 [旅行]

静岡駅の観光案内所で,静岡浅間神社までの行き方を訊く。9番のバス停から5分という。歩けば30分。観光地図を見て、往きはバス。帰りは途中で駿府公園に立ち寄って静岡駅まで歩くことにした。

バス停「赤鳥居」でおりる。道の向かい側に赤鳥居が見える。ここが浅間神社かと思うが、実は違う。

この鳥居は、大歳御祖(おおとしみおや)神社のものである。

2014年9月3日静岡浅間神社 002-2.jpg


静岡浅間(せんげん)神社の構成は複雑で、何も知らずに行くと、見落とすところが多い.誤解したままで終わってしまう。

まず静岡浅間神社というのは,一つの神社の名称ではなく、総称である。ここが肝心。

静岡浅間神社は、神部神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖神社、少彦名(すくなひこ)神社、麓山(はやま)神社、八千戈(やちほこ)神社、玉鉾(たまぼこ)神社の七社で構成されている。

総称の方の浅間神社は「せんげんじんじゃ」と読むが、その中にある浅間神社は「あさまじんじゃ」と読む。読み方が違うのだから、ややこしい。

もともとは、神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の三つの神社が独立して鎮座していた。社家も別々だった。それを明治になってから統合したものである。

まず、大歳御祖神社を参拝する。

2014年9月3日静岡浅間神社 006-2.jpg


大歳御祖神社の横に神池がある。

2014年9月3日静岡浅間神社 008-2.jpg2014年9月3日静岡浅間神社 010-2.jpg

神池の横を通ると、社務所がある。社務所の前に回廊で囲まれた浅間神社・神部神社の拝殿がある。回廊をくぐって境内に入る。

重層構造の独特の造りであり、江戸時代の美観が横溢している神社である。伊勢神宮のような素朴な造りの方が好ましくなっているので、これでも神社かというのが素朴な感想である。

キンキラキンで東照宮と間違えそうだ。

2014年9月3日静岡浅間神社 029-2.jpg
2014年9月3日静岡浅間神社 028-2.jpg


ところで、拝殿は一つだが、本殿は二つ。従って、ここは神部神社と浅間(あさま)神社である。賽銭箱も二つ,別々。

2014年9月3日静岡浅間神社 020-2.jpg2014年9月3日静岡浅間神社 021-2.jpg

大歳御祖神社の参拝も考えると、三社分の賽銭を用意しよう。七社全部参拝するなら、七社分である。御縁(5円)玉を七つ財布に入れておく。

2014年9月3日静岡浅間神社 022-2.jpg




他の神社のことを思い起こした。

もっとも素朴な神社というと、やはり、湯殿山神社だろうか。

同じ神社といっても、全然違う。


神部神社・浅間神社を正式に参拝するなら、やはり楼門から入るべきだろう。

2014年9月3日静岡浅間神社 036-2.jpg
2014年9月3日静岡浅間神社 037-2.jpg
2014年9月3日静岡浅間神社 038-2.jpg


ここは駿河国の総社である。

富士宮市に鎮座するのが一之宮の富士山本宮・浅間大社である。それに対し、ここは額に記さているたとおり、富士新宮であり、格式がある。






nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0