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西部劇映画傑作シリーズ Vol.2 感想ひとまとめ [映画]

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発売元は(株)ブロードウェイ。30年代~50年代の懐かしの映画をDVD化して販売している。西部劇シリーズは第7巻まで発売している。

私が購入したのは第2巻。「午後の喇叭」目当てだった。以下は総評である。

DISC1 「死の砂塵」(1951年。ラオール・ウォルシュ監督。カーク・ダグラス、ヴァージニア・メイヨ主演。)

 力が入っているが、ギンギラギンの映画。ニューロティックな面もあり、疲れました。話に穴があるのでアラ捜しの楽しみがある。

DISC2 「丘の一本松」(1936年。ヘンリー・ハサウエイ監督。フレッド・マクマレー、シルヴィア・シドニー、ヘンリー・フォンダ主演。)

 屋外で撮影された初めてのカラー映画であるという。憎悪する二つのファミリーの対立を描く。誠に、憎悪ほど生き甲斐をもたらすものはない。タブーではあるが、憎悪は快楽である。

 ドラマとしてはともかく、これが西部劇のジャンルに入るのかどうか。西部劇とは思えなかった。

DISC3 「ビリー・ザ・キッド」(1930年。キング・ヴィダー監督。ジョン・マック・ブラウン、ウォレス・ビアリー主演。)

 ビリー・ザ・キッドが実際に活躍したリンカーン郡でロケした映画。トーキー初期の映画だから、画面もセリフもぎこちない。話の繋がりも悪い。トーキー初期の西部劇を知るという意味で資料的価値はあるが、まともな鑑賞にたえられるものではない。

DISC4 「インディアン渓谷」(1946年。ジャック・ターナー監督。ダナ・アンドリュース、スーザン・ヘイワード主演。)

 撮り方がおとなしすぎて物足りない。

DISC5「午後の喇叭」(1952年。ロイ・ローランド監督。レイ・ミランド、ヘレナ・カーター主演。)

 快作。これが一番面白かった。ただし、画質に難点がある。

DISC6「征服されざる西部」(1952年。バッド・ペティカー監督。ロバート・ライアン、ジュリア・アダムス主演。)

 西部劇のイメージそのままの西部劇。標準的。
 ジュリア・アダムスの喪服姿が色っぽい。なぜ男は喪服姿の女に魅せられるのか、これも謎である。

DISC7「命知らずの男」(1950年。レイ・エンライト監督。オーディー・マーフィー、ブライアン・ドンレヴィ主演。)

 クアントリル・ゲリラ隊の話。ジェシー・ジェームズ他、西部劇の悪役ヒーローが登場する。映画の出来映えは標準的。

DISC8「ダコタ高原」(1945年。ジョセフ・ケイン監督。ジョン・ウエイン、ヴェラ・ラルストン主演。)

 話が混乱している。見るだけ、時間の無駄。
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