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DVD「ブリット」 [映画]

1968年の作品。もう45年前ですね。封切り当時に見たので、あれから45年もたったんですか。この映画を見た時は、自動車の追っかけに興奮したものです。ど迫力でした。

こういう自動車の追っかけを「カーチェイス」と呼ぶことはまだ知らなかった。この映画がカーチェイス映画の原点だったのだろうと思う。

この映画は、カーチェイスに加えて、カッコイイ映画だった。主演のスティーブ・マックイーンがなんといってもカッコよかった。セリフは短く、ぶっきらぼう。必要なこと以外は喋らない。行動はてきぱきとしている。今風にいえば、クールだったんです。

ピーター・イェーツの演出もスタイリッシュでカッコよかった。こういう演出に影響された映画は、このあとかなり出たと記憶している。ラロ・シフリンのモダン・ジャズ風の音楽も効果を高めている。

カッコ良さに目が行って、ストーリーの展開がいまいち理解できなかったが、DVDは便利なもので繰り返し見ることができるから、疑問点は解消した。替え玉が登場する話だから混乱したらしい。

このDVDを見ると、事件の真相、真犯人を追究するプロセスがしっかりと描かれていることに気づく。推理映画としてみても面白い。

この映画でスティーブ・マックイーンはハイネックのセーター姿で通すが、これは結局、警察の中ではみ出していることを示していると解釈する。同僚の刑事は全部通常のスーツにネクタイを締めて登場するからだ。服装に意味を持たせることはハリウッド映画によくあることである。

警察の有力な支持者である議員に悪口をいう場面には驚く。日本では考えられないことだ。国民性の違いか。

ラスト、恋人がベッドで寝ている。スティーブ・マックイーンは拳銃を外し、顔を洗う。外された拳銃のアップで映画が終わる。

ウン?なんじゃこれ。どういう意味? 外された拳銃、刑事をやめるんだろうか?
タグ:ブリット
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